オール真鍮素材で製作したことにより、リーズナブルな価格帯のアイテムに仕上げることができました。
ウォレットチェーンは本来バイクに乗る際、デニムなどのバックポケットに入れた財布の落下防止用に、と産まれた安全対策品でした。
現在ではストリートファッションが発達し用途よりもデザインにスタンスを置いたシルバー素材のスカルやクロスといったモチーフを取り込んだウォレットチェーンが市場の主流になりつつあります。
しかし、この作品は「安全性と用途」といった本来のあるべき姿を象徴し、バイクや周囲にぶつからないコンパクトな長さに設計、フロントには大きなフックパーツを採用したことでベルトループへ簡単に装着が可能、またリアエンドにはバネを内臓したクリップを使うことで財布側との接続を確実なものにしています。
デザインは退屈にならないよう必要最低限なものとしましたが、ヘビーユーザーにも対応できるようしっかりとしたボリュームで頑固な鎖に仕上がっています。
こちらの作品は真鍮の風合いを生かすように「ヴィンテージ仕上げ」を施しています。
通常の鏡面ポリッシュとは違いはじめから使い込んでいるようなマッドな風合いになっています。
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